アカアシシギ
Common Redshank
科名
シギ科
その他の名前
赤足鷸
英名:[Common Redshank]
学名:[Tringa totanus]
分布
アカアシシギはアイスランドおよびイギリス、ヨーロッパの全域から中国の東側、日本にかけて広大な地域で繁殖し、冬になるとユーラシア大陸の多くの地域やアフリカなどで越冬します。
日本においての繁殖地は北海道の東部にある風連湖や野付半島の草原などで春と秋に見る事ができます。
大きさ
体長:28cm
羽色
アカアシシギは雌雄で羽色が似ています。
渡り
アカアシシギは渡りを行います。
生息地
アカアシシギは湿地や水田、草原や海岸などに生息しています。
解説
アカアシシギはクチバシと足の赤色が目立つ中型のシギで、国内をはじめ世界中の広い範囲で見る事ができる渡り鳥です。
アカアシシギの体はスラっとした長い足を持ち、頭を高くして広い範囲を視界に入れる事ができる為、繁殖地では小さな群れで生活していますが、カラスやキツネなどの天敵が接近に一羽でも気づくと「ピーピー」と警戒声を出して他の全ての鳥に知らせ、その後は仲間同士で協力して敵を追い払います。
アカアシシギの餌は小型の甲殻類、貝類、昆虫の幼虫などで、浅い水辺や干潟を歩き回って捕食します。
アカアシシギの巣は長い草などの植物で隠れた目立たない場所を選んで足で地面を掘ってから体を押し付けて窪みを作り、そこに枯れ草などを敷いて巣とします。