アメリカガラス
American Crow
科名
カラス科
その他の名前
亜米利加烏
英名:[American Crow]
学名:[Corvus brachyrhynchos]
分布
アメリカガラスは北アメリカ大陸のアラスカなどの寒さが極端に厳しい地域以外のほぼ全域に分布しています。
大きさ
体長:45cm
羽色
雌雄で色が似ています。
渡り
アメリカガラスは一部、渡りを行います。
生息地
アメリカガラスは森林地帯のはずれや草原、木々の疎らに生えた林などに生息しています。
解説
アメリカガラスは艶のある美しい黒い羽を持った全身黒色のカラスと聞いて一般的にイメージされる姿をしており、その体には長い翼と先端の丸くなった尾を持ち、全体的なシルエットも整っている印象のある鳥です。
アメリカ合衆国においては非常に馴染み深い鳥で、ひらけた場所ではいたる所でアメリカガラスが空を飛んでいる姿を見る事ができます。
しかし、農耕地などでは栽培しているトウモロコシやえんどう豆などの農作物を群れを作って食べてしまう事から農家の人には評判が悪く、害鳥として扱われています。
餌となるものは前述した農作物以外にも果実などの植物や昆虫、鳥のヒナやネズミなどの小型の哺乳類など、雑食性である事からさまざまなものを食べます。
アメリカガラスは繁殖以外は夜間は集団で集まって眠り、昼間になると個体ごとに散らばって採食します。
巣は木の枝でカップ型に成形したもので、細かい植物の欠片などを内張りとして用います。巣を作る場所は木や藪の他、電柱などに作る事もあります。