ダチョウ
Ostrich

ダチョウのオス
ダチョウのメス
科名
ダチョウ科
その他の名前
駝鳥
英名:[Ostrich]
学名:[Struthio camelus]
分布
ダチョウはアフリカ大陸の中部のセネガルからエチオピア、南はタンザニアまでの範囲に分布し、そこから離れたアフリカ大陸の南部にも分布しています。
また、昔はアラビア半島にも生息していましたが、現在ではアラビア半島に生息していた個体群は絶滅しています。
大きさ
オスの体長:250cm
メスの体長:200cm
羽色
雌雄で色が異なります。
オスは体が黒く、メスは褐色です。
渡り
ダチョウは飛べない鳥なので渡りは行いません。
生息地
ダチョウは草原や低木地、半砂漠や砂漠などに生息しています。
解説
ダチョウは世界最大で最重量の鳥であり、その大きな体をささえ尚且つ時速60km以上のスピードで走る事ができる強靭な脚を持っています。しかし、胸の筋肉は発達しておらず、翼も小さい為、飛ぶ事はできません。
また、卵が丈夫で大きい事でも知られ、その重さは1.3~1.9kgもあります。

ダチョウの餌となるものは植物の種子、葉、茎、花や昆虫などの小さな生き物で、それらをクチバシでついばんで食べます。餌がなくなってくるとダチョウは移動しますが、時には非常に長い距離を移動する事もあるようです。


繁殖期になるとオスは翼や首を揺り動かしてメスの気を引き、ペアになるとメス(優位雌)はオスの縄張りで生活するようになり、メスは直径3m位の大きさの浅い窪みを掘って巣を作り、卵を産みます。
オスはペアになった優位雌以外にも複数のメス(五羽前後)と交尾をし、優位雌と同じ巣に卵を産む為、巣には40個ほどの卵が集まる事になります。

最終的に卵は20個ほどが選別され、最初にペアになった二羽が卵から孵化したヒナの世話をします。