エトピリカ
Tufted Puffin

エトピリカのオス
エトピリカのメス
科名
ウミスズメ科
その他の名前
花魁鳥
アイヌ名:[Etupirka]
英名:[Tufted Puffin]
学名:[Fratercula cirrhata]
分布
エトピリカは北太平洋に面したアメリカ大陸の西海岸およびユーラシア大陸の東海岸で繁殖し、冬になると北太平洋の洋上で越冬します。
また、国内では冬になると北日本の海岸で見る事ができます。
大きさ
体長:38cm
羽色
雌雄でに羽色が似ています。
渡り
エトピリカは渡りを行います。
生息地
エトピリカは海岸にある岩場や海岸、海の上などに生息しています。
解説
エトピリカは頭部が大きくがっしりとした体つきのウミスズメ科の鳥で、求愛の際にディスプレイとして使用する特徴的な頭のふさと色鮮やかで不思議な模様が入った、大きなクチバシを持っています。

エトピリカは飛行が得意な渡り鳥でありながら、体が筋肉質で重い為、水面から急に飛び立つ事はできず、羽ばたきながら水面を滑走し、スピードにのってから飛び立ちます。
クチバシにある鞘の部分は冬になるとなくなり、陸から離れて海上で過ごすようになります。また、目の後ろにある黄色みを帯びた飾り羽は繁殖期になると出てきます。

エトピリカの餌は海に住む魚やイカなどで、水中に潜って狩りをします。

エトピリカは島の岩場にコロニーを作り、個々の巣は自然にできた岩の割れ目や地面の窪みなどに羽毛や草などを敷いて作られます。