フエガラス
Pied Currawong

フエガラス
科名
フエガラス科
その他の名前
笛烏
英名:[Pied Currawong]
学名:[Strepera graculina]
分布
フエガラスはオーストラリア大陸の東部地域だけに分布しています。
大きさ
体長:50cm
羽色
フエガラスは雌雄で羽色が似ています。
渡り
フエガラスは一部、渡りを行います。また、放浪を行うという習性もあります。
生息地
フエガラスは森林地帯や木の疎らに生えた林、低木地、草原などの他、民家周辺や公園などの人の生息域の近くにも生息しています。
解説
フエガラスは細い体には不釣り合いながっしりとした太いクチバシを持ったオーストラリア大陸のみに生息しているフエガラス科の鳥で繁殖期になると他の鳥の巣を襲って卵やヒナを食べてしまうという特があります。

フエガラスは長い翼と歩き回るのに適した長い足を持っており、こそこそと素早く行動します。また、全身の羽色が黒い訳ではなく尾の付け根の部分と尾の先は白くなっています。
餌となるのは前述した鳥のヒナや卵の他、ナナフシなどの昆虫や動物の死肉、植物の液果など様々なものを食べます。

冬になると大きな群れで放浪するようになり、共同でねぐらをとします。巣は木の枝の股などに内張りをしたカップ型の大型のものです。

英名の「Pied Currawong」は「カラウォン」と聞こえる鳴き声に由来していると言われています。