ハシボソガラス
Carrion crow

ハシボソガラス
ハシボソガラスの亜種
科名
カラス科
その他の名前
嘴細烏
英名:[Carrion crow]
学名:[Corvus corone]
分布
ハシボソガラスはユーラシア大陸の非常に広い範囲とアフリカ大陸北部の一部地域に分布しています。
また、日本国内においては九州よりも北の地域に留鳥として生息しています。
大きさ
体長:47cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
ハシボソガラスは一部、渡りを行います。
生息地
ハシボソガラスは木々の疎らな林、藪、草原、海岸付近の岩場、農耕地などに生息しています。
解説
ハシボソガラスは名前の通り、やや細い頑丈なくちばしを持ったカラスで、1枚目の写真のようなカラスらしい全身真っ黒な個体以外にも海外では2枚目の写真のような頭部と翼周辺の部分のみが黒い亜種が存在しています。

ハシボソガラスの体は比較的、ガッシリとしており、翼も幅が広く力強さを感じさせるものとなっています。
また、英名である「Carrion crow」は死肉を食らう不気味な存在のようなイメージを抱かせますが実際には雑食性で植物の種子や穀物などの植物食が主だと言われています。

ハシボソガラスは繁殖期以外は集団でねぐらをとって生活し、巣は小枝を主な材料として形を作り、内側を更に細かい材料で内張りしたもので、木の頂上などの危険の少ない高い場所に作ります。
成鳥の体長は50cmほどで大きい鳥の大きさの基準とされる事もあります。