ヘビクイワシ
Secretary bird

ヘビクイワシ
科名
ヘビクイワシ科
その他の名前
蛇食鷲
英名:[Secretary bird]
学名:[Sagittarius serpentarius]
分布
ヘビクイワシはアフリカ大陸のサハラ砂漠より南の地域に分布しますが、中部から西部にかけての一部地域には生息していません。
大きさ
体長:150cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
ヘビクイワシは渡りを行いません。
生息地
ヘビクイワシは草原や低木地などに生息しています。
解説
ヘビクイワシはかなり大型の猛禽類で草原を歩いたり、走ったりする事が多い為、足が非常に長く、頑丈です。また、地上にいる獲物を踏み殺して食べる際にもこの長い足が役に立っています。

ヘビクイワシは猛禽類の中では珍しいあまり飛ぶ事のない鳥で、ダチョウのように両足を使って地上で生活する事が多い。しかし、ダチョウのように飛ぶ事ができない訳ではなく、翼を使って飛ぶ事もできます。

ヘビクイワシは足以外にも首と翼、尾羽が長く、歩行の際や方向転換する際にはこの長い翼と尾羽が役に立ち、獲物を捕まえる際には翼を前に突き出す事によって体のシルエットを変えて、相手を混乱させます。
また、頭部の後方には冠羽が後ろに伸びており、目の周りは鮮やかな赤みがかったオレンジ色になっています。

餌はヘビクイの名前の通り、ヘビを食べる事もありますが、主に昆虫を食べ、その他にもトカゲやカエル、齧歯類や鳥類も食べます。
ヘビを捕まえた際は空中に飛び上って上空から地面に落として殺す事もあります。

巣は木の枝や藪などに木の枝や小さな枝を使って皿型に形成し、内側に草やペレット、動物の糞などを敷きます。

ヘビクイワシに似た種類としては南アメリカ大陸に住むアカノガンモドキがあげられます。