ヒガラ
Coal tit

ヒガラ
科名
シジュウカラ科
その他の名前
日雀
英名:[Coal tit]
学名:[Periparus ater]
分布
ヒガラはヨーロッパのほぼ全域、中東の一部地域、シベリアの南部、アジアの中部から東部、アフリカ大陸の北西部に分布しています。
日本では北海道から鹿児島県の屋久島の北部にかけての地域に留鳥または漂鳥として生息しています。(一部地域では冬鳥)
大きさ
体長:11cm
羽色
雌雄で羽色が異なります。
渡り
ヒガラは一部、渡りを行います。
生息地
ヒガラは森林地帯や木々の疎らに生えた林、樹木の多い公園などに生息しています。
解説
ヒガラは日本では主に針葉樹林に住む鳥だと言われていますが、海外においては特定の樹種の森に生息する鳥ではなく、生息可能な地域内であればあらゆるタイプの木の生えた森林に適応する事ができるとされ、昆虫や蜘蛛、植物の種子などを食べて生活しています。

ヒガラは黒っぽい色をした小さな冠羽のある頭部を持っていますが、頬の部分だけは白く、翼や背の部分は灰色になっています。
また、カラの仲間の中では最も体の小さな種類だと言われています。

基本的には木々の茂った山地に生息していますが、しばしば地上付近にまで下りてきて巣を作っている姿も確認されています。
ヒガラは繁殖以外は群れで行動する習性を持ち、活発に動き回りながら木々の間を行き来しつつ、木の幹や枝に止まってさえずります。

切り株や土手などにできた穴に苔などを材料にしてカップ型の巣を作ります。

尚、北アメリカ大陸に住む個体群は黄色っぽい色をしています。