インカアジサシ
Inca Tern

インカアジサシ
科名
カモメ科
その他の名前
英名:[Inca Tern]
学名:[Larosterna inca]
分布
インカアジサシは繁殖期は南アメリカ大陸の西側にあるペルーやチリ北部の海岸に分布しています。
越冬の際はエクアドルの南部からチリ中部の範囲で過ごします。
大きさ
体長:42cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
インカアジサシは渡りを行います。
生息地
インカアジサシは海岸またはその付近の岩場に生息しています。
解説
インカアジサシは南アメリカ大陸の西海岸に住み、海上を飛び回って小魚などをとって生活しているカモメ科の鳥で、全体的には暗色をしていますがクチバシの後ろ辺りにある口髭のような真っ白い羽は巻き上がったユニークな形をしていています。

インカアジサシの体は太めでガッシリとしており、前述した白い口髭のような羽以外にも鮮やかなオレンジ色のクチバシやクチバシと似た色をしている足などが特徴的です。
また、足の部分に渡りを調査する為の足枷がつけられている個体も多く見られます。

インカアジサシは群れで暮らす事が多く、かなり大きな群れとなっている場合もあります。
狩りの方法は敵に追われてパニックになって群れになって逃げている魚を採食するというものです。

インカアジサシの巣は岩の裂け目などにある他の海鳥が作った古い巣穴を利用しています。