イワヒバリ
Alpine accentor

科名
イワヒバリ科
その他の名前
岩雲雀
英名:[Alpine accentor]
学名:[Prunella collaris]
分布
イワヒバリはユーラシア大陸のヨーロッパ南部からアジアの東部、アフリカ大陸の北部などの山岳地帯に分布しています。
日本においては北海道と本州中部よりも北の地域で見る事ができます。
大きさ
体長:18cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
イワヒバリは渡りを行います。
生息地
イワヒバリは高山の草原や岩場、山岳地などに生息しています。
解説
イワヒバリは岩のような羽色を持つ、地上性のあまり目立たない鳥で、海抜2400m以上の標高の高い土地の岩場などで繁殖を行います。
また、繁殖期には大きな群れで過ごし、蜘蛛などの小さな昆虫を主に食べますが、冬になると低い山や渓谷に移動して1羽か少数の群れで行動し果実や種子などの植物を食べるようになります。

イワヒバリはがっしりとした丸い体を持っており、筋状の模様が翼の部分などに見られます。

イワヒバリの巣は岩場の裂け目などに作られ、材料は草、根、苔などの植物や菌や藻などが属する地衣類が用いられ、形は鳥の巣としてはオーソドックスなカップ型をしています。

尚、同じような環境に住んでいて体形などが似ている鳥としてはイワヒバリよりもやや小さいカヤクグリなどがあげられます。
また、イワヒバリは繁殖期になると複数の相手と交尾しますが、その点もカヤクグリと共通しています。