カッコウ
Common cuckoo

カッコウ
科名
カッコウ科
その他の名前
郭公
英名:[Common cuckoo]
学名:[Cuculus canorus]
分布
カッコウはユーラシア大陸のロシアの北部を除いた殆どの地域、アフリカ大陸の全域など非常に広い範囲に分布しています。
また、日本においては夏鳥として九州よりも北の地域に飛来します。
大きさ
体長:33cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
カッコウは渡りを行います。
生息地
カッコウは木々の多い生えた森林地帯や、木々の疎らに生えた林、低木地、牧場などに生息しています。
解説
カッコウの名前はオスの鳴き声が「カッコー」と言っているように聞こえるという理由から名づけられたと言われており、英名の「cuckoo」も同じ理由で名づけられたとされています。

カッコウは稀に赤褐色の個体もいますが、基本的には灰色で胸の部分には細かい縞模様があります。写真の通り、足は小さく距離があると殆ど見えません。

一羽で生活している事が多く、餌は主に大きな毛虫、小さな無脊椎動物も食べます。

カッコウのメスは自ら巣を作る事はなく、昆虫食の鳥(オナガ、モズ、オオヨシキリなど)の巣に宿主がいない内に一個の卵を托卵します。また、元々あった宿主の卵を取り除いたり、食べたりする事もあります。

尚、カッコウはツツドリとよく似ており、遠目で見分ける事は非常に難しい。また、体はカッコウよりも小さいのですが、ホトトギスもカッコウに似ています。