カササギ
Barn Owl

カササギ
科名
カラス科
その他の名前

英名:[Eurasian Magpie]
学名:[Pica pica]
分布
カササギはユーラシア大陸のヨーロッパ、中央アジアから東アジアにかけての地域、アフリカ大陸の北西部のごく一部、北アメリカ大陸の中央部からアラスカにかけての地域などに分布しています。
日本では九州の北西部にある佐賀平野を中心に留鳥として生息しており、山形県の飛島でも観察されています。また、日本には朝鮮半島より持ち込まれたと言われています。
大きさ
体長:48cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
カササギは渡りを行いません。
生息地
カササギは視界のひらけた林や低木地、草原、農耕地、市街地などに生息しています。
解説
カササギはあまり力強い飛び方はしませんが、とても活発に動きまわる鳥で長い尾羽を利用した急激な旋回などを得意としています。また、「カシャカシャ」と聞こえる人にとっては耳障りな声で鳴く事でも知られています。

カササギは写真のように黒と白で構成された羽色ですが、黒い部分は光によって光沢が青、緑、紫などの様々な色に見える事があります。

繁殖期以外は群れで生活する鳥ですが、若い個体に限っては繁殖期でも群れで行動しています。
カササギは雑食性で非常に様々な種類の餌を食べる鳥で、昆虫やその他の無脊椎動物、小動物の他、死肉や植物の種子、果実なども食べます。
また、誇張が問題視されていますが他の鳥の巣を襲う事もあると言われています。

巣は小枝で形成されたカップ型のもので内貼りには細い根や泥などが用いられてます。巣をかける場所は藪や木、電柱などで小枝でドーム型の屋根をつけています。

尚、カササギは天然記念物に指定されています。