カワアイサ
Common Merganser
科名
カモ科
その他の名前
川秋沙
英名:[Common Merganser]、[Goosander]
学名:[Mergus merganser]
分布
カワアイサはユーラシア大陸や北アメリカ大陸の非常に広い範囲で繁殖し、冬になると中国の中部やアメリカ合衆国の南部辺りにまで移動して越冬します。
日本国内では冬鳥として全国的に見られ、北海道などの一部地域では夏鳥としても見る事ができます。
大きさ
体長:65cm
羽色
カワアイサは雌雄で羽色が異なります。
(上記の左側の写真がオス、右側の写真がメスです)
渡り
カワアイサは渡りを行います。
生息地
カワアイサは木々の疎らに生えた林や湖や沼、河川やその上流域、沿岸や内湾、港など様々な場所に生息しています。
解説
カワアイサは水面を泳いでいる事の多いアイサ属の水鳥で、水中の獲物をを追う際になどに有利な細めの体を持っています。また、オスとメスで羽色が大きく異なる事でも知られており、一見すると同じ種類の鳥とは思えないほどの違いがあります。
カワアイサは魚を主な餌としていてクチバシのフチの部分にある後方に向いたノコギリ状の歯は魚をくわえた際にガッチリと固定して逃がしにくいとされています。
成長の主な餌は魚ですが幼鳥の間は水生の昆虫を食べる事が多く、体が大きくなるにつれて魚やエビやカニなどの甲殻類をとって食べるようになります。
カワアイサは基本的には小さな群れか家族で生活しており、地上または樹上で集まって休みます。
巣は土手や大木にできた樹洞、岩の裂け目などに自然にできた隙間に作ります。
卵から孵化したヒナはすぐに母親を追って水辺へと移動します。