カワウ
Great Cormorant

カワウ
科名
ウ科
その他の名前
河鵜、川鵜
英名:[Great Cormorant]
学名:[Phalacrocorax carbo]
分布
カワウはユーラシア大陸の寒さの厳しい地域以外の非常に広い範囲、アフリカ大陸の北部および南部、オーストラリア大陸の西部および東部、北米大陸の東部、グリーンランドの一部地域など様々な地域に分布しています。
日本国内においては東北よりも北の地域では漂鳥、関東よりも南の地域では留鳥として生息しています。
大きさ
体長:90cm
羽色
雌雄で羽色は似ています。
渡り
カワウは一部渡りを行います。
生息地
カワウは湖や河川、河口、海岸などに生息しています。
解説
カワウは南アメリカ大陸以外の全ての大陸に生息している大型のウで、餌となる魚をとるために水中に深く潜る事で知られています。また、水中で取った魚は水の中では飲み込まずに一度、水面から出てから飲み込むという習性を持っています。

カワウの体は全体的に黒っぽい色をしていますが、わき腹の一部分と頭部の下側は白くなっており、翼の部分にはハッキリとした鱗状の模様が入っています。
また、カワウは水に潜る鳥であるにも関わらず、羽毛の油分が少ない為、防水性に乏しく、翼を広げて羽毛を乾かしている姿も見られます。
繁殖期になると羽毛の白っぽい部分が増え、黒系の色をした部分には光沢が出てくる事もカワウの特徴のひとつです。

飛行の際は群れで飛び、V字型の編隊を作る事もあります。

巣は平らになった岩肌や岩棚などの硬い部分に海草などで作られたものや木の上などに枝などを材料にして作られます。形は口の広い大きなカップ型です。