キレンジャク
Bohemian Waxwing

キレンジャク
科名
レンジャク科
その他の名前
黄連雀
英名:[Bohemian Waxwing]
学名:[Bombycilla garrulus]
分布
キレンジャクはユーラシア大陸の非常に広い範囲、北アメリカ大陸のカナダ、アメリカ合衆国の北西部で繁殖します。
冬になると南の地域に移動し、南限はその年の気候によって異なります。
日本国内においては冬鳥として全国的に見る事ができますが、西日本よりも東日本の方が数が多いと言われています。
大きさ
体長:20cm
羽色
雌雄で羽色が若干、異なります。
渡り
キレンジャクは渡りを行います。
生息地
キレンジャクは主に木々の鬱蒼とした森林、市街地、公園などに生息しています。
解説
キレンジャクは頭部の逆立った冠羽が特徴的なレンジャク科の鳥で、主に森林に住み、昆虫や液果、桜の花や芽などを食べて生活しています。また、以前は森林の中でしか殆ど見る事はありませんでしたが、元々、キレンジャクは数年に一度、生息域を広げていくという習性を持っていた事もあってか、現在では市街地などでも見られるようになりました。

キレンジャクにはヒレンジャクというよく似た種類の鳥が存在していますが、ヒレンジャクは尾羽の先が紅色であるのに対し、キレンジャクは尾羽の先が黄色であるという分かりやすい違いがあります。
キレンジャクは渡り鳥であり、日本に渡来する個体数はその年によって大きく異なり、全く渡来しない事もあります。
また、基本的には大きな群れで行動し、木などに止まる場合も集まって止まります。

キレンジャクの巣は針葉樹の枝を材料にして作られ、目立たないように葉で隠れた場所などに作る事が多いようです。