コチョウゲンボウ
Merlin

コチョウゲンボウ
科名
ハヤブサ科
その他の名前
小長元坊
英名:[Merlin]
学名:[Falco columbarius]
分布
北アメリカ大陸やユーラシア大陸の非常に広い範囲で繁殖し、南アメリカ大陸の北部、アフリカ大陸の北部、インドの北部、ベトナムの南部辺りまで南下して越冬します。
日本には九州以北の地域に稀な冬鳥として渡来します。
大きさ
オスの体長:27cm
メスの体長:32cm
羽色
コチョウゲンボウは雌雄で羽色が異なっています。
渡り
コチョウゲンボウは渡りを行います。
生息地
コチョウゲンボウは視界の開けた草原や淡水の沼地や湿原、沿岸部、農耕地、河原、埋立地などに生息しています。
解説
コチョウゲンボウは北半球の多くの地域で見る事ができる非常に分布域の広いハヤブサ科の猛禽類でチョウゲンボウよりはやや小型ですが素早い飛行を行う事ができ、攻撃的で優秀なハンターとして知られています。

コチョウゲンボウの餌となるのは飛んでいる鳥などですが地上に住むハツカネズミなどの小型の哺乳類やトンボなどの虫を食べる事もあります。
狩りは飛行しながら行い、獲物を見つけると更にスピードを上げて一気に襲います。
日本では冬鳥として渡来し、越冬中は通常、単独で行動します。

巣は背の低い植物の生えた荒地に穴を掘って作る事が多い。
メスの方がオスよりもやや体が大きいという特徴があります。
また、メスは写真のような濃い褐色の羽色ですがオスは青っぽい灰色の羽を持っています。