クロライチョウ
Black Grouse

クロライチョウ
科名
ライチョウ科
その他の名前
黒雷鳥
英名:[Black Grouse]
学名:[Tetrao tetrix]
分布
クロライチョウはユーラシア大陸の非常に広い範囲に生息し、西はイギリスから東はロシアのシベリア東部にまで分布しています。
大きさ
オスの体長:55cm
メスの体長:43cm
羽色
クロライチョウは雌雄で羽色が異なります。
渡り
クロライチョウは渡りを行いません。
生息地
クロライチョウは森林地帯の周辺、低木地、視界の開けた草原、藪などに生息しています。
解説
クロライチョウは名前の通り黒色をしたライチョウ科の鳥ですが上記の写真のような黒色の羽を持つのはオスだけでメスの羽色は褐色です。また、目の上にある赤い部分も大きな特徴となっていますがこの特徴もオスだけに見られるものです。
メスよりもオスの方が体が大きいという鳥の中では珍しい特徴もあります。

クロライチョウは雑食性ですが主な餌となっているのは木の芽などの植物で夏になると昆虫も食べるようになります。
オスは飛行中にいびきのような鳴き声を出す事で知られています。

春になるとレックと呼ばれているオスがディスプレイを競い合う為の集団球根場所に集まるようになり、メスもレックを訪れてオスとつがいになりますが、その後は分かれて巣を作ります。
巣は地上に作られますが背の高い植物で上手く隠されている為、あまり目立ちません。