マガモ
Mallard
科名
マガモ科
その他の名前
真鴨
英名:[Mallard]
学名:[Anas platyrhynchos]
分布
マガモは北アメリカ大陸のほぼ全域やユーラシア大陸の非常に広い範囲、アフリカ大陸の南部など、北半球のいたる所に分布しています。
繁殖は北アメリカ大陸やユーラシア大陸で行い、冬になると中央アメリカやアフリカ北部、東南アジアなどに南下して越冬します。
日本においては本州の中部よりも北の地方では留鳥として繁殖する事もあります。
大きさ
体長:58cm
羽色
雌雄で羽色が異なります。
渡り
マガモは一部、渡りを行います。
生息地
マガモは淡水の湿地や沼地、河川やその周辺の場所、水田などに生息しています。
解説
マガモは環境の変化や人からの影響をあまり受けないらしく、世界中の広い地域に生息し、人が住んでいる場所の近くでも多く見る事ができます。また、マガモはアヒルの原種である事でも知られてます。
羽色の特徴は写真のようにオスとメスで大きく異なり、左側の頭部が緑色で全体的に派手な配色なのがオスで右側の褐色と白色をベースにした模様で全体が覆われた方がメスです。
マガモは日中は休息し、日が落ちると水面採食の鳥である事から泳ぎながら餌を取っている事が多くなります。餌を取る方法は泳ぎながらクチバシで水面を叩いて口の中に水を吸い込み、クチバシの中にある櫛状の薄板で水を濾して水に混じった植物の種子や葉、昆虫などを食べます。
また、頭部を水の中に突っ込み、水の中の水草や水の底にある泥の中に住む動物を食べる事もあります。
巣は地面や切り株の上に作られ、内側には植物の茎や葉、羽毛や綿毛などを敷きます。