マヒワ
Pine siskin

マヒワのオス
マヒワのメス
科名
アトリ科
その他の名前
真鶸
英名:[Pine siskin]、[Eurasian siskin]
学名:[Carduelis spinus]
分布
マヒワは北アメリカ大陸の広い範囲とメキシコなどの中央アメリカの山地などで繁殖し、寒さが厳しい地域に住む個体群は冬になると南へと移動します。
また、ヨーロッパやアジアの東部などでも生息が確認されており、日本国内においては冬鳥または漂鳥として全国的に渡来し、北海道では夏鳥としても見る事ができます。
大きさ
体長:13cm
羽色
マヒワは雌雄で羽色が少し異なります。
渡り
マヒワは一部、渡りを行います。
生息地
マヒワは木々の茂った森林や藪、草原、山岳地、河原などに生息しています。
解説
マヒワは主に針葉樹林に生息しているヒワ類の鳥で非常に活動的で逆さまの姿勢でも採食ができるほど身体能力が高く、ハンノキなどの植物の種子や草の芽、木の葉などの他、昆虫などの動物も食べます。

マヒワのオスは上記の左側の写真にあるように全体的に黄色みが強く、メスの個体は右側の写真のような淡い黄色と白色、黒色などの羽を持ちます。
繁殖期以外は群れで生活し、その群れは一か所に留まる事無く、飛び回って採食しながら移動し続けます。
マヒワは鳴き声がにぎやかな事で知られ、「チュイーン、ジュイーン」と景気良く鳴きます。

巣は針葉樹などに小枝や草、苔などを材料にして作ったカップ型のもので、内側に羽毛や動物の毛などで内張りをします。