ミヤコドリ
Eurasian Oystercatcher

ミヤコドリ
科名
ミヤコドリ科
その他の名前
都鳥
英名:[Eurasian Oystercatcher]
学名:[Haematopus ostralegus]
分布
ミヤコドリはユーラシア大陸のヨーロッパ北部、中央アジア、アジアの北東部で繁殖し、アフリカ大陸の西部および東部、インド、中国の南部に南下して冬を越します。
日本には冬鳥として関東以南に渡来し、東北地方よりも北の地域では旅鳥として渡来します。
大きさ
体長:44cm
羽色
ミヤコドリは雌雄で羽色が似ています。
渡り
ミヤコドリは渡りを行います。
生息地
ミヤコドリは岩または砂地などで構成された海岸沿いや海上、水辺や干潟、河口などに生息しています。
解説
ミヤコドリは頭部や背の部分は黒く、下側の腹周辺の部分は真っ白な色の境界がはっきりとしているミヤコドリ科の渡り鳥で、笛のような鳴き声をあげる事で知られています。また、アイルランドの国鳥にも指定されている鳥です。

ミヤコドリのクチバシは明るいオレンジ色で目の周りもクチバシと同じくオレンジ色になっており、目の色は赤色、がっしりとした両足は濃いピンク色になっています。
この細長く先の尖ったクチバシは先端がナイフの刃のように垂直に伸びており、餌となる二枚貝の貝殻をこじあけたり、岩にはりついているツタノハガイなどの貝をはがして食べるのに向いています。
貝以外の餌となる動物は小さな魚やカニ、エビなどの甲殻類、ゴカイ、ミミズ、シャコなどがあげられいます。
また、餌をとるのは干潮時で満潮時には人気のない場所で休憩しています。

普段は数羽から数十羽で群れて行動している事が多く、ミヤコドリのオスは繁殖期になるとメスの気を引く為にクチバシを低くして鳴きながら走ったり、目立つようにゆっくりと羽ばたきながら飛ぶ事もあります。

巣は地面に体を押し付けて地面をへこませる事によって作られたもので内側には小さな石や砂、草などがしかれています。