モモイロインコ
Galah
科名
オウム科
その他の名前
英名:[Galah]
学名:[Eolophus roseicapilla]
分布
モモイロインコはオーストラリア大陸の湿潤な沿岸部を除いたほぼ全域に分布しています。
大きさ
体長:35cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
モモイロインコは渡りを行いません。
生息地
モモイロインコは草原や半砂漠、木のところどころに生えた草原などに生息しています。
解説
モモイロインコは名前の通り、頭部の下半分から首、胸にかけての部分が桃色(ピンク色)のオウム科の鳥でオーストラリア大陸にのみ生息しています。生息地が限られている為、世界的には珍しい種ですが、生息地であるオーストリアにおいては非常に多く見る事ができます。
同じモモイロインコでも冠羽の形状によって西部種と東部種に分かれており、冠羽が上に向かって立ち上がっている個体が西部種、上記の写真のように冠羽が後ろに向かって丸まっているのが東部種と呼ばれています。
モモイロインコは大きな群れで生活し、交信鳴きと呼ばれている鋭い鳴き声で仲間で連絡を取り合っているとされており、餌となるものは植物の芽や種子、穀類の他、昆虫なども食べる事があります。
この穀類を餌にするという特徴からオーストリアで小麦の栽培が盛んになった事で急激に数が増えたと言われています。
モモイロインコは一度つがいになるとペアの関係は一生続くとされ、ヒナの世話なども共同で行います。その後、幼鳥は大きな群れで2、3年の間過ごします。
巣は木の幹などに自然にできた樹洞に営巣し、内側にはユーカリの葉を敷きつめます。