モモアカノスリ
Harris's Hawk

モモアカノスリ
科名
タカ科
その他の名前
腿赤鵟、ハリスホーク
英名:[Harris's Hawk]、[Bay-winged Hawk]、[Duskey Hawk]
学名:[Parabuteo unicinctus]
分布
モモアカノスリは北アメリカ大陸のアメリカ合衆国南部から中央アメリカ、南アメリカ大陸のチリ、アルゼンチン、ブラジルなどに分布してます。
また、イギリスでは飼育していた個体が逃げ出して野生の環境下で繁殖しているとの情報もあります。
大きさ
オスの体長:45cm
メスの体長:58cm
羽色
モモアカノスリは雌雄で羽色が似ています。
渡り
モモアカノスリは一部、渡りを行います。
生息地
モモアカノスリは低木地や木が疎らに生えた林、半砂漠などに生息しています。
解説
モモアカノスリは胴体や足の部分ががっしりとしたタカ科の鳥で通常、三羽で狩りを行い、とれた獲物を分け合うという鷹の仲間としては珍しい習性を持ちます。また、オスよりもメスの方が体が大きいという特徴があります。

モモアカノスリはネズミやウサギなどの小型の哺乳類、蛇やトカゲなどの爬虫類を捕食する事で知られ、時には鳥を襲って食べる事もあります。
単独行動を好むという鷹のイメージとはかけ離れており、大きな群れで暮らしている事も珍しくはなく、群れのメンバー全員でヒナの世話をしている姿も確認されています。また、メスが複数のオスから餌を貰ったり、複数のオスと交尾したりする事もあるようです。

巣は木の上やサボテンの頂上などに植物の枝や根、茎などを積み上げられて作られたもので内側には植物の葉や樹皮、草などが敷きつめられています。