オジロビタキ
Red-breasted Flycatcher

オジロビタキ1
オジロビタキ2
科名
ヒタキ科
その他の名前
尾白鶲
英名:[Red-breasted Flycatcher]
学名:[Ficedula parva]
分布
オジロビタキはユーラシア大陸のヨーロッパの中部および東部からカムチャツカ半島にかけての非常に広い範囲に分布し、南部地域においてもインドや東南アジアまでにおよびます。
また、日本にもニシオジロビタキなどの2種類の亜種が稀に渡ってきます。
大きさ
体長:12cm
羽色
雌雄で羽色が異なります。
渡り
オジロビタキは渡りを行います。
生息地
オジロビタキは木の疎らに生えた林や低木地、山岳部や森林地帯の周辺などに生息しています。
解説
オジロビタキはスズメよりも小さなヒタキ科の鳥でヨーロッパ西部や寒さの厳しい地域を除いたユーラシア大陸のほぼ全域に分布しています。また、広葉樹の林や針葉樹や広葉樹の混じった混合林で繁殖する事も特徴のひとつです。

オジロビタキはオスのみが喉の部分がオレンジ色をしており、さえずりを行っている間、このオレンジ色の喉の部分が膨らみます。
雑食性で昆虫などの節足動物の他、植物の木の実などを食べて生活しています。

オジロビタキの巣は朽ちた木の窪みなどを下地として、そこに植物の根や茎、苔などでカップ型に形成し、最後に動物の毛などを敷いて完成させます。
メスは一度に5個前後の卵を産み、二週間弱の間、卵を温めます。