オナガ
Azure-winged Magpie
科名
カラス科
その他の名前
尾長
英名:[Azure-winged Magpie]
学名:[Cyanopica cyana]
分布
オナガは生息地はハッキリとはふたつに分かれており、ひとつはユーラシア大陸東部の中国や朝鮮半島などの国々が含まれる地域で、もうひとつはヨーロッパの最西部にあるポルトガルやスペインなどの地域です。
日本においての分布域は中部地方よりも北の地域に限られています。
大きさ
体長:33cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
オナガは渡りを行いません。
生息地
オナガはひらけた森林地帯や藪などに生息しています。
解説
オナガは名前の通り、尾が非常に長い事が大きな特徴の鳥で、飛行が得意で空中では機敏な動きを見せます。また、飛行が得意なだけでなく、コウモリのように逆さにぶら下がったり、木の幹を垂直に跳ね上がるように登ったりと器用な一面も持っています。
オナガの翼は外側部分が美しい淡い青色をしており、フチの部分の初列風切り羽は白色です。頭部は上部から目の下辺りにかけて黒色で、野球帽をかぶっているような模様になっています。
特徴的な長い尾は飛行時に狭い木の枝の間などを通り抜ける為の機動性を増す役割などを担っています。
餌は果実や植物の種子、昆虫などの小さな節足動物で、基本的には小さな群れをつくって餌を食べています。
オナガの巣は木や藪に小枝を主な材料とし、内張りには植物の繊維や木の根、羊毛や綿毛などを用いて作られます。形は基本的にはカップ型です。
尚、オナガによく似た鳥としてはオナガよりも少し大きなカササギなどがあげられます。