オニオオハシ
Toco Toucan

オニオオハシは約20cmの胴体と比較すると考えられない程の大きさのクチバシを持つオオハシ科最大の鳥で、見た目では重心が前にずれていて体のバランスが取りづらそうですが、実は大きなクチバシの中身は空洞になっていて軽い為、特にバランスが悪いという事はないようです。

オニオオハシのクチバシは全体的にはオレンジに近い色をしていますが、付け根と先端に黒色の部分があります。眼の周りは黄色い皮膚が露出しており、眼の下から喉にかけての部分と両翼の間の下の部分にある腰の部分は白く、そのほかは黒色をしています。

オニオオハシは雑食性で果実などの植物の他、昆虫や小鳥の卵、ヒナなどの肉を食べ、他の鳥が届かないような場所であっても大きなクチバシの先でつまむ事ができます。
餌をクチバシの先でつまんだ後は頭を振り上げて口の方へと落とし込み、長い舌を使って上手に食べます。
鳴き声は低くて太いガラガラ声です。