オオワシ
Steller's sea eagle

オオワシ
科名
タカ科
その他の名前
大鷲
英名:[Steller's sea eagle]
学名:[Haliaeetus pelagicus]
分布
オオワシは国内では東北地方の北部や北海道の羅臼町などで冬に見る事ができます。
特に知床半島への飛来数が多いとされています。
大きさ
全長:オス80cm メス:94cm
翼開長:オス:182cm メス:225cm
羽色
オオワシは羽は全体的に黒っぽい色をしていますが、翼の上部や尾の部分などは羽色が白くなっています。
羽色は雌雄で同色なのでメスとオスの違いはありません。
渡り
オオワシは渡りを行います。(冬鳥)
生息地
オオワシは主に海岸近くに住み、河川や湖、沼地、河口などにも生息しています。
解説
オオワシは大きな黄色いクチバシを持った大型のタカ科の猛禽類で国の天然記念物にも指定されています。体の大きさは鳶よりもかなり大きく、オジロワシよりも一回り大きく成長します。全体的に羽色が黒く、若鳥の頃は白っぽい部分がまだらに混じっている程度なのですが生まれてから7年ほど経って成鳥になると白い部分がくっきりとしてきます。

渡り先の北海道では11月~3月頃まで見る事ができ、群れで行動している事が多いのですが通常は1、2羽で行動しています。採食場と休憩所に特定の場所を決めているようで巣は海岸沿いの谷間でよく確認されます。
オオワシは主に鮭などの魚類の腐肉を食べますが小型の哺乳類やカエルなどを食べる事もあります。

オオワシの鳴き声は「クワックワッ」や「グワッグワッ」といった音であらわされ、飛翔の際や威嚇の際に鳴き声をあげるという特徴があります。

類似種としてはオジロワシやイヌワシなどがあげられます。