オウサマペンギン
King penguin

科名
ペンギン科
その他の名前
キングペンギン、オオサマペンギン、王ペンギン、王ペングイン
英名:[King penguin]
学名:[Aptenodytes patagonicus]
分布
オウサマペンギンは南極大陸圏の島に分布しています。
大きさ
体長:90cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。体重に関してはオスの方がやや重いようです。
渡り
オウサマペンギンは渡りを行いません。
生息地
オウサマペンギンは海岸近くの岩場などに生息しています。
解説
オウサマペンギンはペンギンの仲間の中で最も体が大きいとされるエンペラーペンギンによく似ている種類で体の大きさはエンペラーペンギンより一回り小さいのですがその名前にふさわしい堂々とした姿をしています。また、エンペラーペンギンが発見される前の19世紀頃まではオウサマペンギンがペンギンの中で最も体が大きい種だと考えられていたそうです。

オウサマペンギンの代表的な体の特徴としてはエンペラーペンギンよりも更に濃いオレンジ色をした頭部の後ろ側と喉の下部があげられ、長い翼も特徴のひとつとなっています。
ヒナの時は全身が茶色い羽毛で覆われています。

繁殖は岩場などに多くの個体が集まり、時には数千羽にもなる大集団となって行われ、メスは一回の繁殖で一羽のヒナを育てます。
11~12月に産卵するものと2~3月に産卵するものがいます。
無事に産まれた卵は親鳥が冷たい地面に落ちないように足の甲の部分の上に置き、お腹のヒダで卵を挟んで温めます。

主な餌は海の中に住むイカや小さな魚、オキアミなどで海に潜って泳ぎながら狩りをします。かなり深い所まで潜れるようで水深300m以上でその姿が確認されたと記録されています。また、水中での泳ぐ速度は時速6.5~10kmです。

オウサマペンギンはある程度、暖かい気候にも対応できる為、多くの動物園で飼育されています。