ライラックニシブッポウソウ
Lilac-breasted Roller

ライラックニシブッポウソウ
科名
ブッポウソウ科
その他の名前
英名:[Lilac-breasted Roller]
学名:[Coracias caudata]
分布
ライラックニシブッポウソウはアフリカ大陸のサハラ以南の地域とアラビア半島に分布しています。
大きさ
体長:約40cm
羽色
ライラックニシブッポウソウは雌雄で羽色が非常に似ています。
渡り
一部、渡りを行います。
生息地
ライラックニシブッポウソウは牧草地、広葉樹林、ヤシの木が単独の近くなどに生息しています。
解説
ライラックニシブッポウソウは上記の写真の通り、羽色の美しい鳥で背中の部分は茶色、クチバシの周りや目の上の部分は白っぽく、頭頂部は緑色です。名前の「ライラック(Lilac)」の箇所の由来ともなっている薄い紫色は喉から胸にかけての箇所に見る事ができます。
また、翼やお腹の部分に見られるブルーの羽の色も非常に鮮やかです。

体の特徴としては頭部が大きくて首が短い、尾は細くて長さは中程度。脚はやや短く、足のサイズもやや小さいようです。

ライラックニシブッポウソウが餌としているものとしてはバッタ、カブトムシ、クモ、ムカデなどの虫、トカゲや蛇などの爬虫類や両生類、カニなどの甲殻類や小さな鳥を食べる事もあります。

ライラックニシブッポウソウは縄張り意識が強く、一夫一婦制で生活する鳥として知られています。しかし、必ずペアで生活している訳ではなく、少数の鳥が集まったグループで生活している事もあります。
鳴き声が騒がしく、耳障りなしゃがれた声で鳴く事で知られています。縄張りを守る際や求愛の際に鳴き声を出すようです。
求愛の際は鳴き声を出すだけでなく、急上昇したり、旋回や宙返りを繰り返し、アクロバットな飛行を行います。

巣は地上3~5メートル程度の高さの朽ち木の穴や白アリの塚などに作られます。