サヨナキドリ
Nightingale

サヨナキドリ
科名
ヒタキ科
その他の名前
小夜啼鳥、ヨナキウグイス(夜鳴鶯)、墓場鳥、ナイチンゲール
英名:[Nightingale]
学名:[Luscinia megarhynchos]
分布
サヨナキドリはユーラシア大陸のヨーロッパの一部、アフリカ大陸の北部、中東、中央アジアで繁殖し、アフリカ大陸の北部から中部にかけての地域やアラビア半島などで冬を越します。
大きさ
体長:16.5cm
羽色
サヨナキドリは雌雄で羽色が似ています。
渡り
サヨナキドリは渡りを行います。
生息地
サヨナキドリは木々の多く茂った森林地帯や藪、低木や木の下に生えた草地などに生息しています。
解説
サヨナキドリの羽色は淡い褐色や薄い灰色などの地味な色合いで外見的には人の目をひくような変わった特徴もありませんが、そのさえずりは澄んでいて耳ざわりが良く、変化に富んでいる事で知られています。
また、ヨナキウグイスの別名通り、夕暮れ時から夜明け前の時間帯に鳴きます。

サヨナキドリの体には大きな目と長時間の飛行にも耐える流線型の翼、色の濃くなっている尾羽などは備わっており、成鳥は首から足の付け根にかけての部分が白っぽい色をしていますが、幼鳥の頃はその部分に模様が入っています。

主に木の上や草地、低木地などを生活空間とし、餌となる植物の果実や液果、昆虫などをとって暮らしています。

巣は藪の中の地面など目立たない場所に作られ、主な材料は木から落ちた葉を用います。内張りには細い草を使い、全体的な形は鳥の巣として典型的なカップ型です。