シラコバト
Eurasian Collared Dove

シラコバト
科名
ハト科
その他の名前
白子鳩
英名:[Eurasian Collared Dove]
学名:[Streptopelia decaocto]
分布
シラコバトはユーラシア大陸の東アジアからインド、中東、ヨーロッパまでの広い範囲に分布しています。
日本国内では関東地方の千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県などのごく限られた地域にのみ留鳥として生息しています。
大きさ
体長:30cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
シラコバトは渡りを行いません。
生息地
シラコバトは木の疎らに生えた林、森林の周辺にある草原、低木地、藪、農耕地、住宅地、公園などに生息しています。
解説
シラコバトは全身の羽色が薄い砂のような色をしていて首の中ほどから後ろの部分にかけてのびている幅の狭い黒い帯状の模様が特徴的な鳩で、以前はヨーロッパには生息していない鳥でしたが1930年以降、ヨーロッパにも住むようになったと言われています。

シラコバトは草食性で植物の種子や液果、穀類や家畜の餌などを食べ、鳴く時は「クークークー」と単調に3回続けて鳴き、繁殖期には「ボボーボーボボーボー」と繰り返し鳴きます。
シラコバトのオスがメスに対して行う求愛行為としては滑空飛行中に長い尾羽の下面にある白黒模様を誇示する事などがあげられます。

通常はつがいで生活していますが、繁殖期以外は小さな群れをつくっている場合も多く、早朝に巣から飛び立って採食場に行って戻ってくるという生活を繰り返しています。

巣は樹木の上などの高い場所に木の枝を積み上げて作った簡素なものです。

埼玉県の越谷に住むシラコバトは天然記念物に指定されています。