ウソ
Eurasian Bullfinch

ウソのオス
ウソのメス
科名
アトリ科
その他の名前

英名:[Eurasian Bullfinch]
学名:[Pyrrhula pyrrhula]
分布
ウソはユーラシア大陸の広い範囲に分布し、ヨーロッパ、中央アジア、中国にかけて生息しています。
国内でも九州よりも北の地域で見る事ができます。
大きさ
体長:17cm
羽色
写真の通り、雌雄で羽色が異なります。
(左がオス、右がメスです)
渡り
ウソは渡りを行いません。
生息地
ウソは木々の疎らなひらけた森や藪、低木地などに生息しています。
解説
ウソはずんぐりとした体を持つ、アトリ科の鳥で、クチバシは太いのですが短く、そのクチバシのある頭部もかなり大きなものとなっています。
このような特徴的な体形からウソは比較的、他の鳥との見分けがつきやすい鳥だとされています。

ウソはオスとメスで羽色が異なり、オスは頭部の下側が赤みを帯びた鮮やかな色をしていますが、メスはその部分が非常に淡い褐色になっています。
(頭部の下側から胸の辺りまでが赤いアカウソという亜種もいます)

ウソの巣は藪の中に小枝を材料にして作られ、形は鳥の巣としては典型的な浅いカップ型をしています。
主に昆虫や果実などを食べて生活していますが、冬になると桜の花の芽などを食べるようになり、餌を求めて平地におりてくる事もあります。